
SUZURIに出品してから、二時間が経った。
商品ページはある。まだ売れていない。それはわかっていた。でも、勢いがあるうちに次を片付けてしまおうと思った。
GW最終日の午後。この日のうちに、オリラボマーケットにも出品する。それが、今日の目標だった。
オリラボマーケット、SUZURIとどう違うのか
出品する前に、改めて整理した。
SUZURIはマーケットプレイスとしての集客力が強い。登録するだけで、SUZURIを訪れたユーザーの目に触れる可能性がある。その分、原価は少し高め。
オリラボマーケットは逆だ。原価が安く、利益率が高い。
同じ価格で売っても、手元に残る金額が多くなりやすい。
ただし、集客はほぼ自力でやる必要がある。SUZURIのようなマーケットプレイスの恩恵は、あまり期待できない。
つまり、この二つは性質が違う。
SUZURIは「見つけてもらいやすいが、取り分が少し減る」。
オリラボは「自分で集客する必要があるが、取り分が増えやすい」。
どちらが良いというわけじゃない。両方に出品して、同じデザインで戦わせてみる。それが、今の俺の作戦だ。
アカウント登録、SUZURIより少し手順が多かった
オリラボマーケット 公式サイト(market.orilab.jp)を開いた。
SUZURIに出品してから、二時間も経っていなかった。
GW最終日の午後。勢いが残っているうちに、もう一つやってしまおうと思った。「明日から仕事」という締め切りが、背中を押し続けていた。

「新規登録」のボタンを押すと、登録の種類を選ぶ画面が出てきた。
「クリエイター登録」と「購入者登録」の二択だ。
販売したい俺が選ぶのは、当然クリエイター登録だ。これを選ばないと商品が出せないらしい。最初は「購入者登録でもいいか」と一瞬思ったが、あとから変更が面倒になりそうだったので、迷わずクリエイターを選んだ。
メールアドレス、パスワード、ニックネームを入力して、規約に同意して送信。
すると【オリラボ】本人認証の確認メール が届いて、認証用のリンクが書いてあった。それをクリックして、完了。
SUZURIは6桁のコードを入力する方式だったが、オリラボはリンクをクリックするだけだった。どちらが楽かは人によるかもしれないが、俺はリンク方式のほうが直感的に感じた。
登録自体は、五分もかからなかった。
ニックネームは「お金検索」にした
ニックネームがそのままショップ名になる。
SUZURIのアカウント名は「okanekensaku」にしていた。英数字しか使えなかったからだ。でもオリラボは日本語が使える。だから今回は、そのまま「お金検索」にした。
サイト名と同じ言葉で、ひと目でわかる。それが一番シンプルだと思った。
プロフィールを整える

ログインしてマイページを開くと、SUZURIと似た構成が出てきた。
プロフィール画像、ヘッダー画像、自己紹介文。このあたりを設定する。
SUZURIのときに用意した素材がそのまま使えた。自己紹介文も、ほぼ同じ内容を貼り付けた。「お金検索」の管理人で、「お金がない」状態から這い上がるための情報を発信しているサイトです、という内容だ。
二つ目のプラットフォームは、最初より圧倒的に楽だった。
一回やっているから当然だが、「同じことをもう一度やる」というのは、思った以上に気持ちが楽だった。初めての緊張がない分、冷静に設定できた。
デザインのアップロードと商品登録
マイページから「マイデザイン」を選んで、デザイン画像をアップロードする。
SUZURIで使ったのと同じ「お金検索」のロゴ画像だ。PNG形式で、背景を透過させてある。同じファイルをそのまま使えた。

アップロードが終わると、販売したいアイテムを選ぶ画面になった。
ここで驚いたのが、商品の種類の多さだ。
SUZURIも百種類以上あって「多いな」と思っていたが、オリラボは六百種類以上あるらしい。
アクリルグッズ、雑貨系のアイテムが特に充実しているようで、Tシャツやトートバッグだけじゃなく、スマホケース、キャンバスポーチ、缶バッジ、クリアファイル……見ているだけで時間が溶けた。
今回は、まずTシャツとアクリルグッズを選んだ。
調べていたときに「アクリルグッズは原価が安く、利益率を高くしやすい」と読んでいたので、試してみたかった。
販売報酬の設定

SUZURIでは「トリブン」と呼んでいたが、オリラボでは「販売報酬」という言葉を使う。
意味は同じだ。販売価格から原価を引いた、俺の取り分のことだ。
SUZURIでトリブンを1,000円に設定した理由は、前の記事に書いた。今回も、同じ考え方で1,000円に設定することにした。
ただ、オリラボは原価がSUZURIより安い。つまり、同じ1,000円の報酬でも、販売価格がSUZURIより低くなる。お客さんにとっては、オリラボのほうが少し買いやすい価格になる計算だ。
同じデザイン、同じ取り分、でも販売価格が違う。
これが、SUZURIとオリラボを両方使う意味の一つだと実感した。
商品説明はSUZURIと同じものを使った

商品説明文は、SUZURIで書いたものをそのまま流用した。
「岡根健作(おかねけんさく)と申します」から始まる、あの文章だ。トリブン1,000円の理由も、正直に書いてある。
プラットフォームが違っても、俺が伝えたいことは同じだ。同じ文章を使うことに、後ろめたさはまったくない。
「販売する」を押した
設定を確認して、「販売する」ボタンを押した。
SUZURIのときと同じ動作だが、今回は少し気持ちが違った。
初めてではない、という安心感がある。でも同時に、「二つ目のプラットフォームに立った」という、小さな確かな前進の感覚もある。
(実際には、最初の1回目はここで少し問題が起きたが、これに関しては特殊な場合の可能性があるので別なページで解説する。)
画面に商品ページが表示された。
「お金検索」のロゴが入ったTシャツとアクリルグッズが、オリラボマーケットに並んだ。
それがこちらだ↓
同じデザインが、違う場所にも存在するようになった。
出品してみてわかった、オリラボとSUZURIの肌感の違い
両方に出品してみて、操作の感触が少し違うと感じた。
SUZURIは全体的にシンプルで、迷う場面が少なかった。初めての人でもわかりやすい設計になっている印象だ。
オリラボは商品の種類が多い分、選ぶ工程が少し多い。でも、慣れればそれほど難しくはない。アイテムの選択肢が多いということは、それだけ可能性が広がるということでもある。
一度登録したデザインをあとから編集しやすい点も、オリラボの利点らしい。
SUZURIは再アップロードが必要な場面がある。細かい違いだが、運用していくうちに効いてくる差だと思う。
問題は、ここからだ
SUZURIとオリラボ、両方に「お金検索」のロゴグッズが並んだ。

出品した、という事実は作れた。
でも、誰かに見つけてもらわないと意味がない。
オリラボは特に、集客を自力でやる必要がある。SUZURIのようにマーケットプレイスが勝手に露出してくれる仕組みは薄い。俺のグッズは、黙っていれば永遠に誰の目にも触れない。
SNSで発信する。「お金検索」のサイトからリンクを張る。そういう地道な作業を積み上げていくしかない。
明日も仕事がある。でも、やることは増えた。
増えた、というのは悪いことじゃない。
岡根健作のひとりごと
オリラボの「販売報酬」とSUZURIの「トリブン」、呼び方は違うが仕組みは同じだ。
ただ、原価の違いで同じ報酬額でも販売価格が変わる。これを経済学の言葉で言えば「価格弾力性」に関係する話で、要するに「価格が変わると売れ方が変わる」ということだ。
安いほうが売れやすい、は当たり前に聞こえるが、安くすれば必ず売れるわけでもない。
どちらの価格帯で、どの客層に届くか。それを試すためにも、両方に出品する意味があるのかなと思う。
執筆者:岡根健作(お金検索管理人)

