SUZURIのトリブンを1,000円に設定した理由を、正直に全部書いてみる

前回の記事「「お金検索」ロゴのオリジナルグッズ、SUZURIに出品してみた実体験。登録から作り方、販売開始まで全部教えます!」で、こう書いた。

「なぜ1,000円なのか。その理由はちゃんとあるのだが、それはまた別の記事で書くことにする」

今回が、その記事だ。

目次

デフォルトは300円だった

SUZURIでトリブンを設定する画面を開いたとき、数字はデフォルトで300円になっていた。

世の中の相場も、だいたいそのくらいらしい。シンプルなデザインのグッズなら、300円前後に設定している人が多いようだった。

俺は、その数字をしばらく眺めた。

300円。

コンビニのコーヒー一杯と、おにぎり一個。それが飛んだら消える金額だ。もちろん、それがゼロよりありがたいのはわかっている。一円の重みは、誰よりも知っているつもりだ。

でも、指がスライダーを右に動かした。

最初は500円でいいかと思っていた

正直に言う。

最初は「せめて500円くらいにしておこうかな」と思っていた。

シンプルな文字ロゴで高く設定するのは、ちょっと図々しいんじゃないか。そう感じていた。

「文字だけのロゴに、そんな価値があるのか」

心の奥で、もう一人の自分が冷ややかに笑っていた。

GW最終日の午後。

外からはどこかのんびりした空気が漂ってきて、明日からまた仕事が始まるという事実だけが、静かに頭の隅に居座っていた。

スマホを持ったまま、スライダーを右に動かした。迷いはなかったと言えば、嘘になる。何度も、何度も、左に戻そうとした。

でも、そのたびに別の考えが頭をよぎった。

今回の俺は、「安全」に逃げたくなかった。

300円では、嘘をついている気がした

お金検索というサイトを運営して、人生をひっくり返そうとしている。

そのための取材費、AIの利用料、記事を書く時間、消えていく深夜の体力。

それらを積み上げたとき、300円という数字は、あまりにも「言い訳」に見えた。

「どうせ売れないから、安くしておけばいい」という諦めが、その数字に滲んでいる気がした。

もし100円や200円の利益でやっていたら、俺はどこかで妥協していただろう。「これだけしか稼げないなら、寝ていたほうがマシだ」という弱音が、深夜の現場で俺を飲み込んでいたはずだ。

1,000円にした三つの理由

迷った末に、トリブンを1,000円に決めた。

その理由は、突き詰めると三つある。

一つ目は、モチベーションを保つためだ。

俺はまだ「お金がない」状態から完全に這い上がれたわけではない。

この活動を続けていくためには、少なからず「売れた」という実感とお金が必要だ。

1個売れたときに「よし、次も頑張ろう」と思える金額にしたかった。

300円では、正直それが難しかった。

二つ目は、次の活動の燃料にするためだ。

1,000円あれば、新しい取材に行けたり、サイトの改善に使えたり、次のコンテンツを作れる。

このグッズが、活動を「少しずつ」支えてくれる存在になってほしかった。

商品説明にも書いた。「この一円一円が、次の取材や新しい活動への大切な燃料になります」と。

三つ目は、応援してくれる人の気持ちを大切にしたいからだ。

安く設定してたくさん売れるのも悪くない。

でも「この人の活動を応援したい」と思って買ってくれる人には、しっかり俺の想いが届く価格にしたかった。

安すぎる価格は、受け取る側の気持ちを軽くしてしまう気がした。

1,000円は、自分へのプレッシャーでもある

もう一つ、これは少し違う角度の話だ。

1,000円という数字を刻むことで、俺は自分にプレッシャーをかけた。

それだけの価値がある記事を、書かなければならない。

それだけの生き様を、晒さなければならない。

安い価格で逃げていたら、そのプレッシャーは生まれなかった。1,000円という数字が、俺の背中を押す。同時に、首根っこをつかんでくる。

それでいい、と思っている。

「生意気だ」と思う人もいるだろう

シンプルな文字ロゴに1,000円のトリブン。

「高すぎる」と思う人はいるだろう。

「生意気だな」と思う人もいるかもしれない。

それは、否定しない。

でも、この価格で買ってくださる方は、本当に俺の活動を応援してくださる方なんだと思っている。

無理に買ってほしいとは言わない。

もしこのロゴを気に入って、「岡根の活動を少し応援したい」と思ってくださるなら、そのときに手を伸ばしてもらえると嬉しい。

それだけだ。

GW最終日の午後、「保存」ボタンを押した

ゴールデンウィーク最後の日の昼下がり、明日からまた仕事が始まる。その締め切りみたいな感覚が、背中を押したのかもしれない。

確かに考える時間はまだ余裕があった。でも、迷っている時間はもうなかった。

トリブン欄には「1,000」という数字が入っていた。「保存」ボタンを押した。

大げさに聞こえるかもしれないが、その瞬間に何かが変わった気がした。

「リサーチしているだけの俺」から、「商売を始めた俺」に。

調べるだけではなく、行動する者に、稼ぐ者に、変化出来るのかもしれない。

この「お金検索」のロゴを身に纏う人が、いつか現れるだろうか。

もし現れたなら、その時は胸を張って心の中で静かに言いたい。

あなたの1,000円で、俺は今日、一歩だけ前に進めた、と。

岡根健作のひとりごと

価格設定には「コストプラス法」と「バリューベース法」という考え方がある。

原価に利益を乗せて決めるのが前者、買う人が感じる価値で決めるのが後者だ。

今回の俺の1,000円は、どちらでもない「決意ベース」の価格設定かもしれない。

世の中の正解ではないだろう。でも、納得して旗を掲げることが、何よりの節約(心の浪費防止)になると思っている。

執筆者:岡根健作(お金検索管理人)

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